20)ヒューマンエラー研修

【目的】
医療者が人間である以上、ヒヤリ・ハットミスやインシデントを根絶することは難しいでしょう。
しかしながら、その予防と策を怠ると重大な事故にもつながりかねないため、安全への取り組みは医療機関にとって常に重要な課題です。当研修では、医療者の安全に対する意識向上と院内コミュニケーション力アップの観点から、医療現場でのヒューマンエラーの身近な事例についてグループワークを通じて共有し、ヒューマンエラー対策と医療コミュニケーションのつながりについて理解を深めて
いきます。

【ポイント】
① 過去に院内で起こったヒューマンエラーを取り上げ、職員間で共有するとともに、自らの職場で起こりうるヒューマンエラーについて幅広く考えるきっかけを作ります
② 職員一人一人がヒューマンエラーの予防と対策に対して真剣に取り組み、職員間のコミュニケーションを高めることにもつながります

【内容】
1. 安全の基本
医療機関に求められること~患者様の基本的欲求~
医療現場の特徴~人の流れ、空間の流れ~
安全の基本は挨拶から

2. ヒューマンエラーの特徴と事例
ヒューマンエラーの種類
職場経験とヒューマンエラーの関係
ヒューマンエラーの事例共有(グループワーク)

3. 院内コミュニケーションとヒューマンエラーの関係
コミュニケーションがヒューマンエラーに及ぼす影響
院内コミュニケーションと職場文化
情報の共有が人を育てる

4. ヒューマンエラー予防と対策
ヒューマンエラー対策のポイント(グループワーク)
コミュニケーション力を高めるポイント
安全意識を高める職場づくり